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会社解散=清算結了?

会社を辞めたいと思った時は、手続きとしてまず解散の登記をします。
同時に清算人を選んで財産関係の清算、債権者への弁済や財産が残れば株主へ分配となります。
債権者のために2か月以上債権があるなら申し出てくださいと官報公告もします。
財産の処理が終わり、株主総会で報告し承認されれば清算結了の登記をしてここでようやく会社がなくなることになります(会社の登記簿も閉鎖)。
財産がなく借金のほうが多い場合には裁判所で破産等の手続きをしなければなりません。


一般的に相談を受けていると解散の段階で会社がなくなると思っている方が多いです。
なので解散の登記までには急いで財産の処分も全部しなくてはならないと思っていらっしゃいますが、解散してからゆっくり財産の処分をすれば大丈夫です。上記のように清算結了の登記をするまでに最低でも2ヶ月間は時間がかかります。

また、会社を今は必要ないが将来また利用するかもしれないと考えている場合には解散の登記及び清算人の登記だけしておけば監査役がいない会社ならば、その後の役員任期改選の登記もしなくて大丈夫です。

解散後やっぱり会社をまたやりたいと思えば継続の登記をして再開することもできます。